綾織り(あやおり)

織物三原組織の一つ。経(たて)糸または緯(よこ)糸がそれぞれ浮き、織り面には斜め方向に綾線が走っている織物。この綾線があるため斜文(しゃもん)織りともいう。糸の交錯方法の違いにより各種の斜文ができるが、最も簡単な組織は三枚綾で、また斜文の違いにより正則斜文、変化斜文に大別され、さらに破れ斜文、山形斜文などに細分化される。

■関連項目