衿巻き(えりまき)

防寒用に衿に巻いたり、肩に掛けたりする装飾品。江戸時代には首まきと称して老人や僧侶が絹物を巻き、明治の欧米文化の流入により、毛糸編みのマフラーや毛皮製品が流行した。 ■関連項目

衿足(えりあし)

後頭部の神の生え際の名称。縦に長く整えた形を足という。江戸時代、坊主衿は女性の結髪の美観を損なうものとされていたため、余分な髪は剃りおとし、おしろいを塗って、足の線を目立たせた。 ■関連項目

御端折(おはしょり)

女子のきものの着装法の一種、またはその部分。きものの丈を腰の位置で着丈までたくし上げ、腰ひもで縛って着ること、またはそのたくし上げをいう。近世初期の小袖は対丈(ついたけ)であったが、1626(寛永三)年から1664(寛文 … “御端折(おはしょり)”の続きを読む