帯揚げ(おびあげ)

近世以来、装飾化し、幅が広く丈が長くなった女性の帯を、その重さを加減しながら形よく結ぶために用いる帯枕を覆うもの。生地は、柔らかくてかさばらずよく締まるものがよく、薄手の綸子縮緬(りんずちりめん)、絞り縮緬などが多く使わ … “帯揚げ(おびあげ)”の続きを読む

帯板(おびいた)

女性が帯を締めるとき、胸下の帯の前部分に入れて、帯にしわのよらないようにする板物で、ボール紙に裂(きれ)をはったもの、セルロイド、樹脂でつくられた角丸のものをいう。 ■関連項目

帯芯(おびしん)

帯の芯にしてあるもの。帯がひも的なものから幅の広い装飾的なものになると、帯に張りをもたせるために帯側の中に和紙や真綿を入れた。これが帯芯で明治以降は三河木綿、天竺(てんじく)木綿のかたいものを入れるようになった。近年は合 … “帯芯(おびしん)”の続きを読む

帯留め(おびどめ)

本来、女性が帯を結ぶときに形を整えて最後の仕上げに締めるひものことで、帯締めと同じものであるが、現在ではそのひもにつけた細工物をさし、帯締めと区別している。彫金、鋳金、陶器、珊瑚(さんご)、木彫り、宝石などで装飾して平打 … “帯留め(おびどめ)”の続きを読む