三分紐(さんぶひも)

幅が三分(約九ミリ)の平組の紐で、帯留を使う時に帯留の裏に通し、帯留として用いる。結び目や紐の端は、結んでから後ろに回してお太鼓などの帯結びの中に処理し、見えないようにする。帯留の紐は、戦前には細い二分紐もあり、現在では幅一センチ以上の通常の帯留を用いる場合もあるが、この三分紐が一般的である。帯留との配色、調和を考えることが大切。

■関連項目