匂い袋(においぶくろ)

丁子(ちょうじ)、麝香(じゃこう)、白檀(びゃくだん)などの香料を入れた錦(にしき)、金襴(きんらん)などの織物の袋。腰下げ、懐中物にしたほか、衣装の間に入れた。古代の薬玉(くすだま)の変化したもので、江戸時代にはきものの袖の形にした誰(た)が袖というものを用いた。現在でも女性のみだしなみとして用いられている。

■関連項目