唐織り(からおり)

平安時代以来、織られた有職織物のなかで、色模様を織り出した絹織物。経(たて)に生糸(きいと)を用い、地緯(じより)糸を三つ綾に織った地組織のなかに、絵緯(えぬき。色模様を織り出すための色緯糸)を、文様の部分だけに往復して織り込む技法によって紋織り(模様織り)としたものである。

■関連項目