糊流し(のりながし)

直接捺染(なっせん)の一種。糯(もち)米、小麦粉、生麩(しょうふ)その他の澱粉(でんぷん)を糊につくって木箱に流し、染料を滴下して、竹の棒で縦、横あるいは渦状にかき混ぜると、染料は糊に混じって濃淡のある流線を描く。その上から布をあてて転写すると、墨流しに似た図が染められる。

■関連項目