経錦(たてにしき)

普通は三重三色を単位とし、単位の彩経(いろだて)を浮沈交替させて文様を織りあらわした錦。中国では漢代すでに織られ、遺品も少なくない。唐代に緯(ぬき)錦の盛行により衰える。孝徳紀の伯仙錦、車形錦などは、この種の織技によるものだろうといわれる。

経錦(たてにしき)