縫い躾(ぬいじつけ)

縮緬(ちりめん)など、布自体の重さのために縫い目の*きせがとれるのを防ぐため、袖口合せ、共衿のつけぎわ、袖合せ、内揚げに*ぞべ糸4~5ミリ間隔に、小針を表に出しておさえの躾をかける。これを縫い躾、またはなまって縫いびつけ … “縫い躾(ぬいじつけ)”の続きを読む

縫い紋(ぬいもん)

白糸、色糸、金・銀糸などで刺繍してあらわした紋をいう。正式の*染抜き紋に対して、略式の三つ紋または一つ紋とする。一般に、けしぬいといって細かい針目で刺してぬう。男子はお召、紬(つむぎ)などの無地羽織に、女子は綸子縮緬(り … “縫い紋(ぬいもん)”の続きを読む

抜き紋(ぬきもん)

礼装に用いる、紋を染抜いて現す正式の紋。染抜き紋に同じ。白生地を染める前に紋の形をゴム糊で置いて、染色する誂え染と、染上がった生地に、後から抜き剤で紋の部分を染め抜く方法がある。 ■関連項目

匂い袋(においぶくろ)

丁子(ちょうじ)、麝香(じゃこう)、白檀(びゃくだん)などの香料を入れた錦(にしき)、金襴(きんらん)などの織物の袋。腰下げ、懐中物にしたほか、衣装の間に入れた。古代の薬玉(くすだま)の変化したもので、江戸時代にはきもの … “匂い袋(においぶくろ)”の続きを読む