胡粉(ごふん)
白色顔料の一つ。主に貝殻を焼いて製するもの。主成分は炭酸カルシウム。単独で、あるいは膠やカゼインなどと混ぜて、友禅染の仕上げなどに用いる。
白色顔料の一つ。主に貝殻を焼いて製するもの。主成分は炭酸カルシウム。単独で、あるいは膠やカゼインなどと混ぜて、友禅染の仕上げなどに用いる。
和服では長着の衽(おくみ)の細くとがった先端のこと。身頃と衿と衽のあったところのことで、衽先ともいう。剣の先のように鋭く仕立てるのがよく、身丈、衿下、衽幅などの寸法や、印のつけ方によって、その角度は違ってくる。
木綿の手縫い糸の一種。ガス炎の中に通してけば焼きをするので、艷のある細めの糸で、金巾(カナキン)、唐桟(とうざん)など上等の綿布を縫うのに用いられる。
香合せに用いる符号を文様化したもの。符号は『源氏物語』五四帖のうち「桐壺」と「夢の浮橋」二帖を除いた五二図の組合せで、平行する五本の棒の変化であらわしている。
糸やひも類を結ぶ最も基本的な方法をいい、また結んだ状態の名称である。の文字をあてる。丈夫な結び方といわれてはいるが、ひもの材質や太さが著しく異なるときは、この結び方も必ずしも丈夫ではない。真(ま)結び、本結び、男結びとも … “細結び(こまむすび)”の続きを読む
九州福岡でつくられる*博多織の帯のことで略して献上ともいう。江戸時代、福岡藩主黒田家から毎年春三月に特産の博多帯を十筋、将軍家に献上したところから、特殊の柄物帯を献上博多帯と後世いうようになった。現在では帯幅に二筋以上の … “献上博多帯(けんじょうはかたおび)”の続きを読む
染織の反物の仕上りを調べること。染織の際に生じた織りむら、おさむら、しみきず、用尺など、製品として欠陥の有無を検査する。各産地の織物組合には、その検査場があって合格品のみにその検査場があって合格品のみにその検査済または合 … “検反(けんたん)”の続きを読む
公家以上の人たちの間では古来より、男性が初めて冠をかぶる儀式を元服といった。
袖の袂の丸みを大きくした袖形のこと。
絞り染めの技法の一つ。生地の一部分をつまみ上げ、根元の部分に糸を巻き締めて防染するものをいう。 ■関連項目