櫛(くし)

髪を梳るための道具。また髪飾りとしても用いられた。 原始社会では、指を使って髪をそろえることから、一本の串または串状のものを編んで道具としたのが始まり。 ■関連項目

ぐし縫い(ぐしぬい)

和服裁縫の最も基本的な縫合せの技術のことで、並縫いともいう。左手で布を固定し、右の親指と人差し指を交互に動かしながら針を縫い進める技法である。親指と人差し指を動かさず、布を細かく縫うことをぐし縫いということもある。たとえ … “ぐし縫い(ぐしぬい)”の続きを読む

組ひも(くみひも)

組ひもは。組み、打つことの斜面交差する方法を繰り返すことによって作り上げられる紐である。組みひもは中国文化の伝播によってもたらされ、平安時代から室町時代にかけて調度品、絵巻物、楽器、武具、服飾品など広範囲に利用された。 … “組ひも(くみひも)”の続きを読む

繰越(くりこし)

裁縫用語。きものの衿を抜いて着るためには、衿肩あきを肩山から後ろ身頃側へ、ずらせることが必要である。この際の、肩山と衿肩あきの位置との差、または、その部分を指す名称である。この寸法は人によって異なるが、肩の厚い人、首が短 … “繰越(くりこし)”の続きを読む