宮古上布(みやこじょうふ)

沖縄の宮古島で織られる紺地に絣(かすり)および縞柄の麻織物。夏の高級な着尺地として知られる。この上布は1583(天正11)年、宮古島の与人(部落長)下地真栄の妻の稲石が細綾錆(ほそあやさび。縞織りのことで苧麻の細糸で織っ … “宮古上布(みやこじょうふ)”の続きを読む

身八つ口(みやつくち)

きものの部分名称。女物、子供物のきものの袖付下で脇に口を開けた部分。これによって手の運動がしやすく、袖付留まりのほころびを防ぐ効果がある。女物の開きは13~15センチ(3寸5分~4寸)。かつては主に関東方面で用いた呼び名 … “身八つ口(みやつくち)”の続きを読む

宮参り着(みやまいりぎ)

都会では男子は生後31日、女子は32日めに子供の健康と成長を祈願するために、産土神(うぶすながみ)に詣(もう)でるのを宮参りという。その際に一つ身の広袖の紋付に太い付けひもをつけた晴れ着を着せる。そのきものを宮参り着とい … “宮参り着(みやまいりぎ)”の続きを読む

ミンサー帯(みんさーおび)

沖縄竹富(ちくぶ)島で昔、妻問い婚時代、娘が結婚の承諾の意味で男に贈った細帯で今では島の土産物になっている。木綿の細帯で耳は白と紺の細かい横段、中央に市松どりにした四つ五つの絣(かすり)模様の藍地畝織りである。その意味は … “ミンサー帯(みんさーおび)”の続きを読む