身幅(みはば)
身頃の幅。前後の身頃の幅は前幅、後幅といい、長着ではこれに衽幅を加える。これら各部分の幅をすべて寄せた裾回り全体の幅をもいう。長襦袢では、裾まで竪衿をつける場合は竪衿幅を含める。コートでは竪衿幅も身頃の一部とする。 ■関 … “身幅(みはば)”の続きを読む
身頃の幅。前後の身頃の幅は前幅、後幅といい、長着ではこれに衽幅を加える。これら各部分の幅をすべて寄せた裾回り全体の幅をもいう。長襦袢では、裾まで竪衿をつける場合は竪衿幅を含める。コートでは竪衿幅も身頃の一部とする。 ■関 … “身幅(みはば)”の続きを読む
織物の織り幅の両縁のことで、緯糸が折り返していることをいい、裁ち目と区別している。 ■関連項目
沖縄の宮古島で織られる紺地に絣(かすり)および縞柄の麻織物。夏の高級な着尺地として知られる。この上布は1583(天正11)年、宮古島の与人(部落長)下地真栄の妻の稲石が細綾錆(ほそあやさび。縞織りのことで苧麻の細糸で織っ … “宮古上布(みやこじょうふ)”の続きを読む
きものの部分名称。女物、子供物のきものの袖付下で脇に口を開けた部分。これによって手の運動がしやすく、袖付留まりのほころびを防ぐ効果がある。女物の開きは13~15センチ(3寸5分~4寸)。かつては主に関東方面で用いた呼び名 … “身八つ口(みやつくち)”の続きを読む
都会では男子は生後31日、女子は32日めに子供の健康と成長を祈願するために、産土神(うぶすながみ)に詣(もう)でるのを宮参りという。その際に一つ身の広袖の紋付に太い付けひもをつけた晴れ着を着せる。そのきものを宮参り着とい … “宮参り着(みやまいりぎ)”の続きを読む
沖縄竹富(ちくぶ)島で昔、妻問い婚時代、娘が結婚の承諾の意味で男に贈った細帯で今では島の土産物になっている。木綿の細帯で耳は白と紺の細かい横段、中央に市松どりにした四つ五つの絣(かすり)模様の藍地畝織りである。その意味は … “ミンサー帯(みんさーおび)”の続きを読む
帯の結び方の一種。女帯の結び方を前にした結び方。江戸時代には留袖、お歯黒とともに元服後の女子の装いでもあり、また既婚者であることのしるしであった。 ■関連項目
前身頃の脇から衿付に向かって斜めに長くなっている部分。裾線を水平に設定すると、着用したとき、前身丈は後身丈より短かくなる。その前後の差を前下りとして前裾に加え、着装の際、裾線が水平になるように仕上げたもの。羽織、長襦袢な … “前下り(まえさがり)”の続きを読む
衣服を汚れやいたみから守るため、腰から下に前に下げる布。 ■関連項目
和服の各部の名称の一つで、前身頃の裾の幅のことである。またその寸法をいう。 ■関連項目