紙合羽(かみかっぱ)
ラシャ製の合羽に対し、和紙をはり合わせて桐油や柿渋をひいたものを紙合羽と称した。江戸時代初期から参勤交代の武士や仲間の間に多く用いられた。 ■関連項目
ラシャ製の合羽に対し、和紙をはり合わせて桐油や柿渋をひいたものを紙合羽と称した。江戸時代初期から参勤交代の武士や仲間の間に多く用いられた。 ■関連項目
江戸時代の男子礼服。肩衣(かたぎぬ)と袴からなる。 ■関連項目
その家の由来を示す紋である。 ■関連項目
蚊や毒虫の侵入を防ぎ安眠するための道具。文献では「日本書紀」に見られ、鎌倉時代中期の「春日権現験記」には蚊帳を使って寝ている姿が見られる。 ■関連項目
平安時代以来、織られた有職織物のなかで、色模様を織り出した絹織物。経(たて)に生糸(きいと)を用い、地緯(じより)糸を三つ綾に織った地組織のなかに、絵緯(えぬき。色模様を織り出すための色緯糸)を、文様の部分だけに往復して … “唐織り(からおり)”の続きを読む
意匠化された異国的な草花をさすが、通例は蔓(つる)状の茎が連続的に宛転(えんてん)するのをいう。基本となる茎にそえた他の要素から牡丹(ぼたん)唐草、菊唐草、葡萄唐草などとよぶ。 ■関連項目
組紐の組み方の一種で最も高級であり、わが国の正倉院や法隆寺献納御物の中にその名残がある。 ■関連項目
柄の異なる裂地を収録した冊子。製作や注文の際に参考にしたり、比較、選択するもの。 ■関連項目
イラクサ科の多年草。苧麻(ちょま)の古い名称で<まお>ともいわれた。むしは朝鮮語のmosi(苧)、あるいはアイヌ語のmose(蕁麻)からの転訛(転化)であろう。青苧(あおそ)とよぶこともある。中国で多く産する … “苧麻(からむし)”の続きを読む
生地を裁って和服を作るとき、縫製を完全にしないで、切れやすい糸で粗くぬいつけただけの状態。とくに絵羽織りや中振袖など、完成したときの状態を見せなければ売りにくいものに、使用される ■関連項目