八重山上布(やえやまじょうふ)
沖縄の八重山諸島のおもに石垣島で織られる麻織物。本来は苧麻(ちょま)を使って地機で織る絣(かすり)織りであったが、今はラミーや木綿を使った交織が多く、明治以降、高機で織る。絣柄は伝統的なものが多く、夏の着尺地になる。その … “八重山上布(やえやまじょうふ)”の続きを読む
沖縄の八重山諸島のおもに石垣島で織られる麻織物。本来は苧麻(ちょま)を使って地機で織る絣(かすり)織りであったが、今はラミーや木綿を使った交織が多く、明治以降、高機で織る。絣柄は伝統的なものが多く、夏の着尺地になる。その … “八重山上布(やえやまじょうふ)”の続きを読む
絣柄の一つ。その形が矢羽根に似ているところからこの名がある。矢筈(やはず)絣ともいう。今日では織り絣だけでなく、染め物でも同じくよぶ。経(たて)糸を寸法を決めてくくって染め分けた絣糸をつくる。それを少しずつずらしていくと … “矢絣(やがすり)”の続きを読む
和裁用具の一つで、縫い目の縮みや、布のしわをのばしたり、折り目をつけるのに用いる鏝のことである。 ■関連項目
明治以降の下町風に対し、ものものしい門構えの敷地に住む官員たちの風俗をいう。つまり、もの堅い風俗をいう。 ■関連項目
脇明き・脇明けともいう。女物和服独特の脇下の通風孔。身頃の袖付止りと脇縫い止りの間を10~14cmほど縫い合わさずにあけておく。男物にはみられない。 ■関連項目
水辺に杜若(かきつばた)が咲き、その間に板橋を渡した文様。この組合せや表現は『伊勢物語』九段をふまえたもので、文芸文様に分類されるもの。蒔絵(まきえ)の遺品では室町時代のものであり、染織では桃山時代のぬい箔が早い。尾形光 … “八橋文(やつはしもん)”の続きを読む
平安末期に起こった流鏑馬の時に武志が用いた装束。 ■関連項目
人情の機微に通じない人たちのこと。不粋とも不通ともいい、気のきかないことをいう。転じて田舎者、田舎侍をもさした。 ■関連項目
明治年代に言われた下町風に対する言葉。下町が商人、職人の町であるのに対して、山手は屋敷住いの官員の住居が多かったので、落ち着いた色彩のお召しや、洋風を早くから取り入れたところに特色がある。 ■関連項目